「アフリカビジネス入門」を読む

アフリカ経済を俯瞰する手始めとしてふさわしい書籍。アフリカのことをまったく知らなかった自分には非常にためになりました。 著者は言います、本書の目的は、「アフリカ」と「ビジネス」という2つの言葉を結びつけることである、と。近年(大体2000年以降…

「ここが違う、ヨーロッパの交通政策」を読む

ヨーロッパの面白そうな交通政策事例集。いかにも流行ってます的な書き方だけど、調べてみるとそうでもなさそうな雰囲気を感じる事例も多いです。 とはいえ、実際に行われている(いた)のは事実だろうし、公共交通機関利用率が自動車をはるかに上回る都市の…

「ヘコむな、この10年が面白い!」を読む

『今のままでよいと思った瞬間から、経済は悪くなるのです。(P208)』この一見矛盾に満ちた言葉こそ、現代日本の問題を言い表しているのではないかと思います。本書は、海外駐在約30年の経験を持ち異邦人視される著者の視点から「ヘコんでいる」ように見える…

「地球持続の技術」を読む

今更ながら読みました。 「1999年に書かれた本とは思えない」というのが率直な感想です。 それもそのはず、この本の目的は2050年に向けたマスタープランを立てること、言い換えれば、持続可能型社会を実現するために注力すべきはどこか(=選択と集中)を見…

「1億3000万人の自然エネルギー」を読む

[概要] 1億3000万人の自然エネルギー 飯田哲也 NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長 講談社[著者の主張] 原発ぬきの電気をスウェーデンやドイツは選べるけど日本は選べない。どうすれば日本は変われるのか? その答えは「これからのエネルギーのあり…

トップのビジョンと企業の繁栄/衰退

俗に言うサラリーマンは、企業に勤めている以上、企業に対して責任を果たすべきであると思う。 ここでいう責任とは、企業のビジョンに対しての如何に自分の寄与度を上げるか、企業から求められている自分の力を少なくとも100%発揮すること、である。 例えば…

「電子書籍の衝撃」を読む

とりあえず、読み終わって「ふむ」と思える。 最近よくある最後までよく分からん本と違って、きっちりまとめあげているのがすばらしい。 いや、ほんとは当たり前のことなのかもしれんけど。 自分の中でのキーワードは「コンテキスト(文脈)」と「小さな圏域」…

蒼穹の昴 第1巻

・今まで浅田次郎作品は読んだことなかったが、ここ最近で数人から勧められたので読み始める。・物語性と歴史の説明のバランスが絶妙ですごく読みやすい。